岡本太郎と似たひと
こんにちわ。
晩秋と初冬の境目なのに年末の寒さが続いてるから、体調に留意してすごしてくださいね。
根津美術館とブルーノートのそばにある岡本太郎記念館。訪れたことありますか!?
彼のアトリエ兼住居をそのまま保存した、いうなれば太郎の聖地。
ブロック状のコンクリートが積み上げられた独特の建築。なかに入れば、自分の顔にこだわった彼がふっと現れそうな感覚にとらわれます。わたしは彼のオブジェや絵は、子供っぽくてあまり好きではありません。なぜ、かれの作品が子供っぽいのかといえば、生い立ちに原因があるとおもいます。
たしかな審美眼を伴った文筆のほうにひかれます。読んでいると彼の魂が乗り移ったような気分におちいる。でも、コンテンツを読みやすく編集したのは、岡本敏子さんで、敏子さんは、女学生のころにアバンギャルドな作品から太郎を知り、太郎にくどかれて養女というかたちで一緒になった才女。
どこにいくにもお供して、かれが変な言動で相手を困らせると、敏子さんがしっかりカバーしてあげたといいます。敏子さんの支えがあって自由に製作に没頭できたんですね。お金に困窮したり、認知症をわずらった晩年まで支え続けた伴侶でした。
すこし脱線しますけども。
長いことパリに住んでいる太郎さんに地声がそっくりな人と、たまたま知り合っただけなんですが、知人がヨーロッパに行くので、ついでにパリに寄ると聞いたので、そのひとを紹介。そしたら、凱旋門のところでおちあって、知人はクロード・モネが好きだというので、そのひとのクルマでモネの庭まで連れていってもらって、マルセイユだかで食事を御馳走になって大満足したと語ってました。
しかし、パリ在住の日本人は親切なひとばかりではありません。だいたいパリ人は不親切なひとが大半だといいます。朱に交われば赤くなるじゃないけど、パリにいると自然と精神が乾いて、あちらの人のような性格に変身するひとも多いように思われます。
岡本太郎は、個性的な両親に連れられてヨーロッパ旅行にでかけ、パリでおいてきぼり同然になり、結果としてパリに遊学することになり、同胞と群れず、あちらのアーティストとの親交などから芸術に目覚めたわけですけどね。
いま、岡本家の墓の写真を眺めてます。
これもまたいわくあって、いかにも太郎らしいのですが、人気マンガ家であった父・一平の墓は太郎作のオブジェ、小説家で仏教研究家でもあった、とんでもない母・かの子の墓はありふれた菩薩像。一人息子の太郎の墓は本人作のオブジェ。
複雑な家庭環境と母譲りの奔放すぎる太郎の精神。
墓にまでおよんでいる。
おもわず合掌・・・
晩秋と初冬の境目なのに年末の寒さが続いてるから、体調に留意してすごしてくださいね。
根津美術館とブルーノートのそばにある岡本太郎記念館。訪れたことありますか!?
彼のアトリエ兼住居をそのまま保存した、いうなれば太郎の聖地。
ブロック状のコンクリートが積み上げられた独特の建築。なかに入れば、自分の顔にこだわった彼がふっと現れそうな感覚にとらわれます。わたしは彼のオブジェや絵は、子供っぽくてあまり好きではありません。なぜ、かれの作品が子供っぽいのかといえば、生い立ちに原因があるとおもいます。
たしかな審美眼を伴った文筆のほうにひかれます。読んでいると彼の魂が乗り移ったような気分におちいる。でも、コンテンツを読みやすく編集したのは、岡本敏子さんで、敏子さんは、女学生のころにアバンギャルドな作品から太郎を知り、太郎にくどかれて養女というかたちで一緒になった才女。
どこにいくにもお供して、かれが変な言動で相手を困らせると、敏子さんがしっかりカバーしてあげたといいます。敏子さんの支えがあって自由に製作に没頭できたんですね。お金に困窮したり、認知症をわずらった晩年まで支え続けた伴侶でした。
すこし脱線しますけども。
長いことパリに住んでいる太郎さんに地声がそっくりな人と、たまたま知り合っただけなんですが、知人がヨーロッパに行くので、ついでにパリに寄ると聞いたので、そのひとを紹介。そしたら、凱旋門のところでおちあって、知人はクロード・モネが好きだというので、そのひとのクルマでモネの庭まで連れていってもらって、マルセイユだかで食事を御馳走になって大満足したと語ってました。
しかし、パリ在住の日本人は親切なひとばかりではありません。だいたいパリ人は不親切なひとが大半だといいます。朱に交われば赤くなるじゃないけど、パリにいると自然と精神が乾いて、あちらの人のような性格に変身するひとも多いように思われます。
岡本太郎は、個性的な両親に連れられてヨーロッパ旅行にでかけ、パリでおいてきぼり同然になり、結果としてパリに遊学することになり、同胞と群れず、あちらのアーティストとの親交などから芸術に目覚めたわけですけどね。
いま、岡本家の墓の写真を眺めてます。
これもまたいわくあって、いかにも太郎らしいのですが、人気マンガ家であった父・一平の墓は太郎作のオブジェ、小説家で仏教研究家でもあった、とんでもない母・かの子の墓はありふれた菩薩像。一人息子の太郎の墓は本人作のオブジェ。
複雑な家庭環境と母譲りの奔放すぎる太郎の精神。
墓にまでおよんでいる。
おもわず合掌・・・