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ミニマリスト

猫のつぶやき :: 生きてるだけで尊くありがたい

天才スピヴェット

長身でいかにも「スーパーマン」にふさわしく不死身のはずが、落馬事故で半身不随となったクリストファー・リーブ。長身といえば、南部の石油採掘と大農場をテーマにした「ジャイアンツ」に出てたロック・ハドソンも背が高かった。エイズ感染。ご両人ともすでに故人。スーパーマンは遠い惑星クリプトンから地球にやってきて育ったのはアメリカの片田舎の農家。蛇足でした。すみませぬ。

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映画「天才スピヴェット」は若きスーパーマンジャイアンツと同じような米国の辺鄙な牧場が舞台。せせこましいニホンとはまるで別世界。いちどでいいから見渡す限り他の家が視覚にはいらない土地で暮らしてみたい。素っ裸でいようがなにしようがはばかることなし。ちまちました人間関係とは無縁。かも!?。

100年遅く生まれ現代生活になじまないカーボーイ命の寡黙な父と昆虫学者で昆虫採集と標本にあけくれる母の間に生まれた二卵性双生児の片割れの男の子。弟は父似でやんちゃな体育会系。体を使った遊びがなによりも好き。兄のスピヴェットは母似で身近な現象をノートに図解して数値解析するのが得意というか習慣の変わり種。双子なのにまるで異なる兄と弟。

姉はといえば、芸能界に憧れる夢見る乙女。

児童文学のニズムアイランド(幸せの1ページ)はジョディー・フォスター主演でしたが、つくりが似てる。子供が主人公だしね。夢があるのは幸せの1ページのほうかな。天才スピヴェットはすこしばかりシリアス。

T.S. スピヴェット君はいつもクールで感情がとぼしい。特別勉強ができる人は感情面に問題があって感情を抑制して物事を分析する傾向にある。よって人間的な魅力にかける。どっちがいいわるいではなくて性格なんだろう。

永久機関なるものを発明してワシントンDCのスミソニアン協会というところから招待をうける。しかし、両親は自分らの仕事で手一杯。T.Sへの関心は薄い。少年ながら意を決して自分ひとりでワシントンまで出かけることに。

自分を理解してくれない頭の硬い大人たちとは別の人種との出会い。なんとか目的地まで到達するが・・・。点点点。

アメリカの農場家庭の描写が印象深い。個人的にはそれだけで見る価値があった。特筆すべきものはないんですが、わりと丁寧に典型的なアメリカンスタイルというかアメリカンドリームをとらえていると思う。映画「アメリ」のフレンチマン監督だからね。

前半は生まれ育った家庭。中盤はロードムービー。後半は都会人の思惑に翻弄される田舎者。という展開です。最後は落ち着くところに落ち着く。

ハッピーエンド。